男女の大学進学率

私が若い頃の話なので、だいぶ昔のことですが、大学卒業というのはある意味就職の為のオールマイティカードでした。それが一流大学ともなるとジョーカーになり得るものでしたが、今現在はそんなこともなくなってきています。
とは言え、未だにそれが有効な手段であることには変わりはありませんけど、少しずつ大学進学率が下がり始めています。直近ではそれが回復しているとはいえ、企業という人材の受け取り手の需要や指向が変わってきている、ということなんでしょうかね。実際にその数字を見てみますと、近年の例で言えば平成24年度の大学進学率というのが男性でおよそ56%、女性がおよそ46%となっていました。
ちなみに女性の場合、短大も含めますと男性とほぼ同じ数字になるんですよね。平成に入った頃は男性が40%前半あたり、女性の大学進学率は20%台と大分下なんです。ちょうどバブルが崩壊した後ですかね。そこから考えると、女性の大学進学率はかなり上がったな、というのが伺えます。

近年、女性の社会進出が顕著に現れています。女性も男性と同じように進学、就職を志すというのが増えてきているのかな、と思います。しかし最初に述べましたが、企業の求める人材像というのが変わってきているんですけど、それもあって就職の為に、ということで女性も進学するケースが増えてきているんでしょうね。同時に男性の大学への進学意欲というのも落ちてきているのかな、と思います。今後、どうなるのか興味のある話ですので、しばらくは追いかけてみたいと思います。